毎日職場で怒られて嫌気がさしていませんか?
いくら上下関係があっても自分の言いたいことは言っていいのです。
「でも、言い返したら更に怒られるのはないか」「穏便に生活したいよ」と思いますよね。
今回はそんな方の為に対立するのではない言いたい事の伝え方を学んでいこうと思います。
今でも日本の職場ではパワハラが横行しているのが事実です。
そんな状態から自分の心の健康を守っていきましょう。
言い返せない8つの理由
- 立場が悪い
- 自分のせいだと思ってしまう
- 戦うのが嫌だ
- 人に嫌われるのを避ける
- 自分でもどうしたいかわからない
- もう諦めている
- 意気消沈してしまっている
- 伝え方がわからない
立場が悪い
あなたに嫌な事を言ってくる人はどういった立場の人ですか?
それは上司だったり先輩だったりするのかもしれません。
立場の優位性を利用して嫌がらせをしてくるのであれば、それはパワハラかもしれません。
私の,昔の上司も些細な事で常に怒鳴り散らしていました。
何かすれば怒鳴られると思うと心も疲弊し、会社にいくのも嫌になってしまいますよね。
自分のせいだと思ってしまう
自分を責めるというのは自己防衛です。
それが、人によっては過剰に自分を責めてしまう傾向があります。
「自分ができないから悪いんだ」と自分を責めすぎてしまうのです。
私も、すぐに怒る上司の下に居た時は、上司の言う事を正当化しようと頭の中で処理し、自分を責めていたけど冷静に考えると「そんなに怒る事か?」「それ悪いのはこちらじゃないよな」と見えてきました。
まるで全て自分はロジカルに説明できているから相手は言い返せないと思っていそうですが、立場があるからこそ通用しているでけです。
戦うのが嫌だ
平和主義の人は言い返せない傾向にあります。
人を傷つけたくないというのは裏を返せば、自分が傷つきたくないという事でもあります。
私も、できれば人から嫌われたくはありません。
ため込んで爆発してしまうことだってあります。
自分の人生をより豊かにする為には、自分の意思を伝える事は大事ですね。
人に嫌われるのを避ける
いつも笑顔で物腰が柔らかい人は、周りの人から「いい人」だという認識をうけます。
そういった人は、嫌われるのを嫌がっている傾向があります。
人から嫌われる事を、避けている人は上司だったり先輩といったポジションについた時はっきりと部下や後輩に注意できずもどかしさを感じる事でしょう。
私も過去に、部下を持ったことは何度もありますが嫌われないようにだったり言い返されないようにフワッと言いたいことを伝えると逆に何を言っているのか聞き返されたり、伝わらなかったりした経験があります。
立場が上がると、上司と部下の間で板挟みになって、上司に「これを伝えてくれ」と言われて理解しないまま部下にニュアンスで伝えてしまう場面等もあるでしょう。
上司の言っていることが理解できていないのであれば聞き返した方がいいでしょう。
自分でもどうしたいのかわからない
自分自身が何を伝えたいのか理解していないというケースも多いです。
最近ではインターネットやSNSの見過ぎで、脳が情報過多になって疲れ切って思考がまとまらないなんて事もあります。
または、ブラック企業で散々怒られ思考停止してしまっている方も居ますね。
最近は、私は休憩を取るときは必ずスマートフォンをいじらない時間を作っています。
多分皆さん少し時間があれば、スマートフォンをいじる癖がついているのではないでしょうか?
もう諦めている
「この人には何言っても無駄」「この会社はダメだ」ともう何も言う気が起きていない人も居るのではないでしょうか?
確かに、変える事のできないものに無駄な労力をかけたくないのはわかります。
過去に一度言ってみてうまくいかなかったから諦めているというパターンもあるでしょう。
私も、結構諦める思考は持ち合わせています。
つい「この人は好きにさせておこう」と無駄な時間は使わず自分の為になることに時間を使ってしまいます。
意気消沈してしまっている
毎日パワハラ等で責められ続けると、元気もなくなり何も考えられなくなります。
考える事に使うエネルギーを奪われてしまうのです。
このような事が続けば、病気になってしまうリスクもあるので早めに改善しないといけませんね。
あなたの人生の時間は有限です。
限りある人生、せっかくなら楽しい時間を増やして生きて行きたいですね。
伝え方がわからない
実は、この伝え方がわからないという人は非常に多くいます。
コミュニケーションの授業なんて義務教育でなかったですよね。
「何を伝えるべきか」「どう伝えるべきか」これがわからないのです。
まず自分がなぜ言い返せないのか理解できたら次に進みましょう。
どうして相手は自分を理解してくれないの?
よく「阿吽の呼吸」という言葉を聞きますね。
「何も言わなくても、この人には伝わるはず」という希望の言葉ですね。
何も言わなくても伝わるなんて事ありません。
人それぞれ違った価値観を持ち合わせています。
例えば、落ち込んでいる人が居る時元気づけようと笑顔で話しかける人も居れば、それを無神経だと思う人も居ます。
このように価値観は味方によって変わるので、理解しあうのは難しいのです。
不満の種を見つけよう
何か言いたいことがあるという事は、現状に何か不満があるという事ですよね。
言いたいことがあるのに我慢しつづけると言うのは体にも良くありません。
その不満の種を見つけて、改善された未来を想像してみましょう。
私が働いていた会社でも残業が当たり前のようにあって、改善するために仕事の量を調整していたのですがいくら早くいつもの仕事を終わらせても、残業はなくなりませんでした。
これは、仕事の量や早く終わらせるという事が改善の本質ではなかったことにあります。
この場合、問題なのは残業が当たり前になってしまっている会社の風習です。
このように、問題の本質を見抜くようにしましょう。
平和に言いにくい事を伝える3つのポイント
- 相手の言っている事を理解して聴く
- 未来を想像し現状を理解する
- 未来をイメージした提案をする
相手の言っている事を理解して聴く
まずは聞くという事なのですが、ただ「はい、はい」と聞いているだけでは相手にちゃんと理解されていないという不安感を与えてしまい、状況は悪くなる一方です。
相手の言葉の真意を正確に読み取って、話を聞くという事が大切になってきます。
私がコールセンターで働いていた時は、相手の話している事を復唱して確認するというのが大事でした。
例えばクレームの電話でも、「昨日まで平気で動いていたのに、朝いきなり電源が付かなくなったんだけど、これ治るの?まだ買ったばかりでこっちが悪いわけじゃないと思うんだけどどうしてくれるんだ!」とまくしたててくるお客様はよくいます。
その場合でも「昨日までは動いていたんですね、ちなみにエラーコードは出ていますか?購入されたばかりという事でしたがいつ頃購入されましたか?交換できるか確認させて貰います。」
と状況を復唱確認しながら対応させて貰います。
相手に話を理解して聴いていると思ってもらうのが大事です。
未来を想像し現状を理解する
自分の目的地がはっきりわかっていないと、なかなか行動するのは難しいです。
そして、自分の考えている事と相手の考えている事を合わせてそう解決していくか考えましょう。
例えば「この時間までに資料を届けたい」とあなたが思っているとします。
しかし相手は「時間は少し遅れてもいいから、クオリティの高い資料が欲しい」と思っている場合、二つの意見は相反していますが、掛け合わせると「相手がなっとくする資料を時間までに届ける」となります、これを知る事により状況を理解し安心感が生まれます。
状況が理解できれば、余裕をもって先の事を考えられるはずです。
相手の考えも理解し、先の事を考えてみてください。
未来をイメージした提案をする
どのようにして、相手に意見すればいいかわからない。
先ほどのケースでは、「時間内に相手が納得するものを出す」という事でしたが、この場合「これからは、期日を少し「伸ばしていただけるともっとクオリティの高いものが作れますがいかがでしょうか?」等とお互いがよりよい未来になるような提案をするといいでしょう。
もしも、断られたら一緒に別の提案を考えればいいのです。
あなたは明るい未来を考える事を諦めてはいきません。
細かくイメージできる物は実現できると私は思っています。
対話においての4つのポイント
- 相手にも選ばせる
- 未来のための提案をする
- 相談するという形をとる
- 相手の言い分を受け止める
相手にも選ばせる
人間は本能的に誰かに支配されるのを嫌います。
なので何か提案する時は相手にもその、提案を受け入れるか断るかの選択肢を与えてください。
勝手に会議などで重要な事が決まって、決定事項ですので守ってくださいと言われても嫌ですよね。
私が働いていた会社でも、突然基本給が下がってその分固定残業になると言われ社員のほとんどが辞めていきました。
これは、辞めるか飲むかの選択しかなかったからですね。
未来のための提案をする
2つ目のポイントはポジティブな未来を想像した提案をするです。
「行動することや」「何かを変えようとする」事はポジティブな事です。
仕事を私にやたらと降ってくる先輩がいましたが、その時「私にばかり仕事をふらないで自分でやってください」というと角が立つし、ただの不満だと流されてしまいますよね。
そこで、私は「残業を減らすためにも、この仕事を皆で分担してやりたいのですがいかがですか?」と聞くことによりポジティブな提案として受け入れてくれました。
人に仕事をやたらと振る人は「自分でやったら失敗するかもしれない」という不安があるので、言い回し次第で安心して受け入れてくれます。
相談するという形を取る
3つ目は相談して一緒に解決策を考えるという事です。
人は本能的に、誰かの役に立ちたいと思うものなので相談されて悪い気をする人は少ないでしょう。
どうしても自分でいい案が思いつかない時は思い切って「一緒に考えてもらえませんか?」等と持ち掛けてみてください。
それでも、昔の私の上司のように「自分で考えろ」と取り合ってくれない人の場合は諦めて他の人に相談しましょう。
一人で案を出すよりも、複数で身のある話し合いができるならその方がいいでしょう。
相手の言い分を受け止める
最後は、相手の言っていることを否定しないということです。
平和的に話し合いをするうえで、正論ばかり言って理詰めするような事をしてはいけません。
否定するという事は相手に敵だと認識させてしまうことになります。
まず相手の言っていることを受け止め、それから「今のを踏まえた上で」等と伝えて自分の意見も言うようにしましょう。
更にアドバイスも否定のうちに入る可能性があるので注意してください。
人それぞれ自分なりの考え方があるので、それを否定するようなアドバイスは自尊心を傷つけてしまう危険があります。
最後に
戦わずに言い返すには、相手の言っている事を理解するというのは大切です。
誰とでもうまくやるというのは難しいです。
徐々に人との接し方に慣れていきましょう。
効果的な伝え方は、相手が何を求めているか、何を考えているか想像できるようにしましょう。
慣れてくれば、自分の役者のようにその場に適した人間を演じられるようになるでしょう。
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